タイトルにある通りだが、直接対決が幕内と十両であった。2大関の取組と合わせて。
まず今日一番の幕内好取組、髙安・熱海富士戦。
熱海富士が低く当たったが、すぐに突き放し抵抗を見せた髙安。しかし次の瞬間に髙安は、自らの方に引いてしまった。熱海富士ここにつけ込み押し倒し。髙安、無様に負けてしまった。倒れた際に腰を強打したらしく、起き上がるまで時間を要し、花道から支度部屋へ引き揚げるときは付け人の肩を借りたそうだ。明日以降に影響がないか心配。
優勝は遠くなったか、やっぱり縁がないのか。
なんと熱海富士が一敗で単独トップに躍り出た。今日を境にこの先上位・強敵にぶつけられそうな気配だが、今場所ここまで見せた積極的な相撲・圧力で上位陣に立ち向かってもらいたい。熱海富士 明日は翔猿、髙安は大栄翔。
~大の里・一山本~
十両の土俵でも、全勝と一敗の激突があった。
一山本がのど輪で大の里の上体を起こす。大の里、右からのはず押しで一山本を後退させたが、一山本のはたき込みがズバリと決まった。
この一番を前に大の里が今場所の相撲内容から完勝に終わるのではと読んでいたが、ここに落とし穴があった。切り替えて終盤戦を力強く戦い抜いてほしい。一山本もさらに勢いが増していくのか。明日の大の里は美ノ海、一山本は天照鵬。
~貴景勝と豊昇龍の2大関は~
幕内に戻る。
おとといの翔猿戦は心配な負け方だったが、昨日の豪ノ山戦はそれを払拭するような快勝。
今日の宇良戦はどんな戦いを見せてくれるのか、貴景勝。
凄い当たりからの電車道だったが、土俵際でもつれて物言いに。結果「取り直し」
その取り直しの一番は、貴景勝が一瞬ではたき込み。綺麗にはたきが決まったが、意外な結末だった。おととい取組後の影響はないのか、本当の状態はいいのか悪いのか、明日からの終盤戦はまず若元春戦が組まれた。
苦しい土俵が続いている新大関・豊昇龍は若元春に左の張り差しから一気の寄り倒し、会心の相撲!やっと豊昇龍本来の相撲が見られた気がしてうれしい気持ちになってホッとした。明日は隆の勝。一日一日「らしさを」取り戻してほしい。
10日目を終えて
幕内 1敗 熱海富士
2敗 髙安
3敗 貴景勝を筆頭に5人
十両 1敗 一山本と大の里
2敗 美ノ海
好取組をありがとう↓↓↓