島津海の足音が聞こえてくる。
左足(主に膝)のケガから負けが込み、大きく番付を落としてきたが、9月場所では幕下優勝と久方ぶりに存在をアピール。あるべき姿と場所を取り戻しつつ、再起の途上にある。

父親が元大関・若嶋津と知り合いだったことがきっかけで相撲未経験ながら中卒で入門を決意したという絵に描いたようなたたき上げ。
プロ入り後してしばらくは投げに頼る傾向があったらしいが、師匠の助言により、もろ差しを会得。出世は後からついてきた。
やっとの思いで十両昇進。そこから時間をかけて幕内昇進したさなか、またしてもケガで番付後退を余儀なくされた。
自身初の各段優勝を決め(9月)意気上がる島津海。
・もろ差し
・スピード
・突進力
この3つに更に磨きをかけて、再び十両に返り咲けるか。
いや、戻れるはずだ!