我らの安青錦関。
今日の対戦相手は右ひざの大ケガから再度ここまで這い上がってきた若隆景。
安青錦も憧れていた若隆景。
先場所の両雄の対戦、流れは若隆景にあったが土俵際の攻防で惜敗した安青錦。
今場所はどんな相撲を見せてくれるのか。
常に前傾姿勢、加えて手と足を駆動させ、若隆景に苦し紛れの引きを呼び起こすまでの突進、押し出して安青錦が快勝した。明日は「霧島」と言う名の山が立ちはだかる。
まさかここ(4日目)で早くも土。
新横綱が初日から盤石の相撲を見せていただけに、この躓きは予想できなかった。
殊勲の星を挙げたのは、まだ初日の出ていなかった王鵬。
取組を振り返る。
下からあてがう感じに土俵際まで王鵬を追い詰めるも、王鵬も懸命に突き返す。
ここでたじろぎ慌ててしまいバタついた。悪癖が出てしまい、まさかの初黒星。
「しまった!」と言わんばかりの表情を浮かべていたが、後悔先に立たず。
「あした、あした」という励まししかないのだが、そこに待ち構えてるのは阿炎。
通常運転でいけば撃破できる相手のはずだが、これまた面倒くさい相手が待っている。
奮起を促したい豊昇龍だが、阿炎に変化なしのもろ手突きに防戦一方ですぐさま土俵を割った。
「3日連続の金星配給」
「通算8個目の金星配給」
など、こぞって書き立てるマスコミ各紙。
明日はどうなるのかな、どうするのかなと私自身もそう思い浮かべてしまう。
本人が一番つらいだろうが、相撲ファンもつらい。
横綱として窮地に立たされているか。