若隆景が立ち合いの変化を繰り出すなんて露とも思わなかった。
初日から順調に4連勝できていた安青錦が、まさかこんな形で土がつくとは。
慢心はなかったと思うが、安青錦自身も「(変化は)頭に入っていなかった。自分が悪いだけ」と全く予期していなかったことを認めた。
相撲スタイルを変えることなく、この屈辱を頭に焼き付けて、明日以降の糧にしてほしい。
こんな時もある!
藤ノ川、今日も出色の内容!
琴勝峰に怯むことなく、スピードと気合で吞み込んだ。
明日は御嶽海と。この勢いで元大関突破なるか!
藤凌駕も新十両という立場と若さで、その日の勝利に向かってまっしぐらである。
本日も北の若に対して腰を落とし、前傾姿勢で圧力を与え、しっかりと押し出した。
白熊の敗戦により、唯一の全勝できている(優勝云々はまだ早いが)
朝乃山ー錦木といういぶし銀の取組が十両で行われた。
錦木が右四つで寄って出る。朝乃山は後退しながら上手を引き、息を吹き返す。
力(怪力)比べになったが、寄り切って朝乃山。
両雄の通算13回目の戦いを終えて、朝乃山の10勝3敗となった。
