安青錦の高度な技術に魅せられて 2025秋場所5日目

 昨日、意外な敗戦を喫した安青錦は元大関・霧島との対戦。
霧島が突き放しにかかるも束の間、安青錦が距離を潰して頭をつける、左差し右おっつけの型で相手の出方を窺う。霧島が右を巻き替えようとしたところを出し投げで崩し、うしろに回り送り出し。見事な相撲で全勝力士を引きずり降ろした。
相手の意思・動きに対し、勝利への最善の方法・近道をすぐさま実行に移せて、ズバリと勝負を決められるところ・片づけられるところなんか、何だかベテラン力士のようだ。改めて勝負勘・センスの良さを見た気がする。

大の里、仕切り直しの今日は昨日、安青錦を食った王鵬と。
王鵬、渾身ののど輪を繰り出すも、横綱は全く動じず逆に距離を詰めて突き落とした。
大の里の上体のスケールが、王鵬の抵抗を削いでしまった。
序盤を1敗で通過。この先はどうなるのか。

豊昇龍、分が悪いとされていた熱海富士にのど輪で起こし、左上手をがっちり引きつけ寄り切って全勝を堅持。横綱相撲を見せている。あと10日あるが、好調を持続できるか。

十両・三田、きらりと光る5連勝。
スピード相撲、矢継ぎ早に攻めを繰り出し、琴栄峰を土俵に這わせた。

炎鵬が碇潟(藤ノ川の弟)に悔しい負け。
碇潟の突き放しに最後まで懐に入り込むことができなかった。
勝者。オヤジ(大碇)によく似ている↓↓↓

今日の山藤。
辛抱強く勝機を窺い、向田の背後に回った。
(体重差があるせいか)ここからも少し時間を要したが送り出しで勝っている。
懸命は相撲で場内を沸かせていた。

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