安青錦殊勲!というより、充実度というか温めていた引き出しを見せたというか。
今日の安青錦は突き押しを選択。そこから琴櫻の懐に入り込んだ。大関は危険を察したのか、持ち堪えられなくなったのかすぐに引いてしまった(安青錦側からしてみれば)引かせた。
今日の安青錦、トレードマークになりつつある低い姿勢になることなく、琴櫻に完勝。
自身の相撲スキル、キャパシティを向上させる一番になったか。
大の里は厄介な阿炎のもろ手突きもなんのその。
前に出て即座に吸収。圧力と両腕ではね飛ばして、厄介者を片付けた。
正統な相撲を取れば、右に出る者はいないか。
明日は伯桜鵬、かつては出世争いをした間柄である。
悪癖が出ることのないように。
豊昇龍。勝つには勝ったが横綱相撲ではなく、自身の持ち味での相撲。
決して褒められる相撲ではないかと。会場やテレビ桟敷で楽しむ分にはいいが「横綱」とか「優勝」を軸として考えるならば、それには当てはまらない一番だったように思う。
趣深い元大関対決。
正代に御嶽海は、寄り切って御嶽海。
御嶽海、左を巻き替え、体を密着させながら寄り切った。
相撲ファンにお馴染みの母・マルガリータさんを場所直前に失くし、追悼場所として臨んでいる御嶽海。いささかメンタル面が心配されたが、今場所の初白星を挙げている。