大の里、全勝に届かず 2025夏場所千秋楽

 大の里に全勝で決めてもらいたかった。
勝てると思った、昨日までの流れからして。

早速、今日の一番を振り返る。
立ち合い、大の里はのど輪で起こしにかかったが、豊昇龍後退しながらも左上手を取っていたようだ。それでも大の里は右差しから寄って出たが、豊昇龍も寄られながら投げのタイミングを計っていた。大の里はいつもより腰が若干高かったですかねぇ、そんな気がしました。豊昇龍、右足で大の里の左足を跳ね上げ最後は上手ひねり。
大の里の全勝優勝がこうしてなくなった。この一番だけで見れば(大の里にも)見えない圧があったというか、欲が裏目に出ましたかね。
所要13場所での横綱昇進を確実にした訳だが、来場所以降もこのスピード出世を果たした分だけの強さを見せてほしいし、豊昇龍との両輪で相撲界を盛り上げてほしい。

安青錦も13日目から3連勝で、今場所も11勝で終えた。新入幕から2場所連続敢闘賞受賞は偉業である。
左差しから息つく暇なく下手投げ。
佐田の海、敗れたが好成績が評価され安青錦と共に敢闘賞。久しぶりに場所を沸かせてくれた。

大の里、新横綱。
安青錦、どこまで番付を上げてくるか。

7月の名古屋場所は新会場での開催となる。
新たな地で、新たな顔ぶれが、相撲界新時代を切り拓いていくのか。

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