境川の要注意力士達

 七夕の日に両横綱が境川部屋に出向き、4番連続で横綱同士の稽古があったとの事。

それはさておき、舞台になった境川部屋。
現役関取(平戸海と佐田の海)以外にもなかなか魅力的な人材が後続に控えている、一部抜粋。

西ノ龍 龍太朗(東幕下5枚目)
・元幕内力士を父に持つ二世力士(その父の現役時代の四股名は常の山。現在は大阪の千日前でちゃんこ店を経営、繁盛しているようだ)
・名門・埼玉栄高校卒業後プロ入り、丸7年近い年月が流れている。
・3年前の11月に幕下上位に初登場(この時の番付は西幕下13枚目)以来(番付を)上がったり下がったりを繰り返していたが、今年に入り、幕下10枚目以内に番付されるようになった。いよいよ運命のチャンス到来か。
・記憶に新しいところでは、昨年7月に(今場所新入幕を果たした)草野を強烈な張り手で失神させ、担架で運ばれたシーンは今だに目に焼き付いている。

黒姫山 虎之介(東幕下24枚目)
・ご存知、昭和40~50年代にかけて活躍した「デゴイチ」こと黒姫山の孫。
・こちらの土俵歴も7年を数える。
・アマチュア実績を思えば、ここまでの出世はややスローか。今年初場所初日に不戦敗のあと、そのまま出場することがなく(全敗扱いで)番付を大きく後退させたが、じわじわと再浮上中である。
・昨年の名古屋場所で初日から6連勝で快走するも、13日目に(今場所・西十両6枚目の)
大青山に敗れ、惜しくも幕下優勝を逃している。
・(デビュー時の)田中山から祖父の四股名を引き継ぎ丸2年。より一層の奮起を求めたい。

清水海 光星(東幕下56枚目)
・4兄弟の三男で、兄・長男の土佐清水は時津風所属、弟・四男の豪清丸は武隈所属の現役力士として頑張っている。
・序ノ口に四股名が載った去年7月、首のケガから長期休場明けの炎鵬といきなり対戦。何と上手出し投げで白星獲得。その場所の序ノ口優勝でその名を世に知らしめた。
・直後の場所でも序二段優勝をしているが、大きく勝ち越したのはここまで。今場所は通算2場所目の幕下へ上がってきた、日大相撲部出身。

以上3名を含めた8名の幕下力士が在籍する境川部屋。
新会場開催の名古屋場所で存在感を発揮できるか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語文字列規定値未満エラー時に表示される文言