充実の大の里と横綱の綱渡り 2025夏場所5日目

 綱取りかかる大関に幕内最年長が挑んだ訳だが、全く問題にしなかった。
玉鷲が渾身ののど輪を繰り出すも、大の里は一瞬で敵を捕まえ、寄り切って瞬殺。
危うさひとつなかった。
序盤の5日間に関しては、上々の滑り出しを見せている。
引き続き、油断・慢心のないように。

(連敗で)肩身が狭く、居心地も悪いであろう横綱は、まだ初日の出ていない豪ノ山。
互いの突っ張りで距離ができる展開だったが、豊昇龍が左上手に手がかかり万事休す。
上手出し投げで今日は乗り越えた。
だが違った意味で今後も目が離せない。

安青錦の技巧が光る。
肩透かし王子こと翠富士をあまり動かせることなく、厄介にならないうちに早めに仕留めたい相手だが。
しっかりと突っ張りを当てながら、機を見て左上手を取った。
頭をつけて翠富士の顔を上にしたところで、安青錦が翠の右足を払って内無双成る。
鮮やかな決まりっぷりは芸術的にすら見えた。
しれっと連日、この安治川の21歳の事を記載させてもらっているが、明日以降も本当に楽しみな存在です。

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