今日の大の里は勝つには勝ちましたが、内容がよくなかったですね。
立ち合いから一気に電車道で決めると思いきや攻め切れず引きに出る悪癖が顔をのぞかせた。一瞬で形勢が逆転して一山本が猛然と攻め込むも、土俵際すれすれのところでなんとか叩き込みが決まり、一敗を守った。
今場所の相撲を振り返ってみたが、負けた4日目の若元春戦以外はそんなに危なっかしい場面は見られなかったのだが、今日はどうしたことか。
明日から折り返しの後半戦。険しい山を登り切れるか、9日目の相手は阿炎。
対戦成績2勝3敗(この3敗は直近3場所での3連敗)と分が悪い。
気を引き締め直そう!
東前頭4枚目、元大関の髙安は、これまで相性が抜群にいい新横綱を見事に押し倒した。
豊昇龍のスピードと圧力に屈することなく、左を差した。この左差しが優位に働き、苦し紛れに横綱が引っ張り込もうとしたが、火に油を注ぐ結果となり、押し倒して元大関の勝ち。
この髙安も、中日を終わった時点で1敗と奮闘中。
だが、優勝となると過去の実績から「?」マークがつくし、まだその次元の話をするには早い。7日も残されている。

今場所の新幕下、話題の西51枚目・体重74.2㎏、芸人・小島よしお似の風貌を併せ持つ、山藤(やまとう)は城間(尾上)に押し倒されて4連敗で負け越し決定。やはりここまでくると壁が厚い。
