二日目を迎えた大相撲。
昨日、いい感じで勝った髙安に土がついたり、先場所優勝の玉鷲は2連敗スタートとなった。
幕内の結果をダイジェストで紹介する。
カド番・正代は髙安との対戦。
頭から当たっていく髙安に右へやや引く正代。更に、右の巻き替えを易々と決め、そのまま寄り切った。正代、2日目に初白星。対する髙安は、足を痛めているのか、力が入らない様子だった。テーピングされてる範囲が多くなったようにも見える。解説・舞の海氏も心配なコメントを寄せていた。
玉鷲はモンゴル人対決、朝青龍の甥っ子、豊昇龍との一番。
昨日同様、のど輪から突いていく玉鷲。右へと豊昇龍をいなし、それを機に突っ張って勝負を決めにかかったが、土俵際で足が滑ってしまい俵の外へ出てしまった。惜しい星を落とした。決まり手は引っ掛けで豊昇龍の勝ち。
若隆景は霧馬山との2日目。
突っ張り合いから、右四つになり、頭をつけながら、左上手を取る若隆景。霧馬山が苦し紛れに右の差し手を抜こうとしたところを、寄り切った。少し時間を要したが、若隆景が着実に勝利を掴んだ。
今日の翔猿は明生を相手に突いて、右前まわしを引きかけるも、明生が体の動きで切った形になり、再び突き合いながらの明生の寄りに、翔猿の叩き込みが決まった。物言いつくも軍配通り。まぁ、翔猿の動きの早いこと早いこと。存分にらしさが出ていた。
新入幕・熱海富士は、立ち合いの低い当たりは良かったが、その低さが災いし、一山本のはたきを食う形になってしまった。明日は十両・美ノ海との一番が組まれている。
御嶽海、2連勝のスタート。
翠富士、佐田の海相手に十八番の肩透かしが鮮やかに決まり、こちらも2連勝。
若元春、立ち合い変化ぎみに左上手を狙ったが、墓穴を掘る形になり黒星。
錦富士、強く伸びる押しで、竜電を突き出し。(翠富士との伊勢ヶ濱コンビがいい!年齢も同じ)
阿炎は阿炎らしく、千代翔馬を押し出した。
十両の取り組み。
狼雅は、豪ノ山をねじ伏せるかのような上手投げが決まり、新十両初白星を飾った。
もう一人の新十両、對馬洋は幕下筆頭の湘南乃海にはたき込みで敗れ、1勝1敗。
湘南乃海は、2日連続出場で2連勝飾る。大分、気が早いが念願の十両昇進へあと2勝がどうしても欲しい!
炎鵬は、千代栄の右腕を手繰るような感じの引き落としが決まり、2連勝スタートとした。
朝乃山の2番相撲が、3日目に東幕下5枚目の大翔丸(追手風)と決まった。
過去5戦5敗と相性が悪いようだ。
大翔丸 翔伍(だいしょうまる しょうご)
本名・川端翔伍 大阪府大阪市平野区出身 31歳
初土俵平成26年春場所 幕下15枚目格付出デビュー 日大相撲部出身のエリート力士。
通算成績330勝355敗1休 最高位前頭5枚目。幕内在位19場所。
翔猿・大栄翔と今場所の両小結を部屋頭に合わせて6名もの関取が所属する部屋の(番付順にいうと)7番目に番付が上の実力者・古豪相手にどんな相撲を見せてくれるのか、楽しみである。
(左が大翔丸)