大の里・正代・尊富士の3連勝

 貴景勝の休場が発表された。
寂しい、残念である。「首の状態が良くないので休場させてください」と申し出があったそうで、やはり慢性的な首の痛みが原因であろう。大関復帰叶わず。
これはもう進退問題に発展するのか、あるいは現役続行するのか。
千秋楽あたりに今後の事が発表されるだろう(数日以内かもしれない)

大の里が3連勝を決めた。
王鵬が大の里の威力・圧力に早々と白旗を上げたのか、引いてしまい墓穴掘る。大の里が容易に3勝目を上げた。4日目は大栄翔。

正代も3連勝(元大関)
腰を落とし気味に圧力を与え、湘南乃海の逃げ場を封じるかのように押し出し。
人気力士が勝てば国技館が沸く。4日目は若元春戦。ベテランの矜持を見せつけてほしいものだ。

十両・尊富士も藤青雲に無難に勝利。
のど輪で起こし、攻めを緩めることなく押し出し。

結びの琴櫻ー翔猿戦は、何とも後味の悪い結末。
繰り返し動画を見ましたが、琴櫻の手が早く土俵についているように見えましたよ。

貴景勝、つらいです・・・。 2024秋場所2日目

 大関復帰がかかる貴景勝は王鵬との対戦。
何とか初白星を上げたいところだが・・・。
頭から立ち合い当たっているものの、相手を怯ませることはできていない。
いなすのが精一杯。そうこうしているうちに王鵬が左四つ右上手になり万事休す。敗戦のリミット5敗のうちの2敗を2日目で喫してしまった。明るい未来が感じられない。
明日は若元春。対戦成績を調べれば5勝5敗とあったが、ここのところ3連敗中である。

大の里は翔猿と。
昨日の不安定さが全くなく、翔猿の動きをよく見て危なげなく突き出した。明日は王鵬。

隆の勝、連日の大関戦で今日は琴櫻。
琴櫻の作戦的中、立ち合いスパッともろ差しに成功。隆の勝にバンザイさせる形になり寄り切り2連勝で圧勝。明日は翔猿戦、隆の勝の明日は霧島。

西十両11枚目・尊富士は時津海2世、新十両・木竜皇戦。
左上手がっちり引き付け危なげなく寄り切った。いい滑り出しである。

明日の3日目、個人的には貴景勝(若元春戦)と尊富士(藤青雲戦)が楽しみですかね。

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隆の勝、今場所も輝けるか!? 2024秋場所初日

 今場所もよろしくお願いします。

先場所準優勝(優勝次点)の余勢を駆って、覚醒・進化した姿を見せ続けられることができるか、隆の勝。東前頭筆頭に番付された今場所初日の対戦相手は大関・豊昇龍。
豊昇龍が張り差しに出たが、全く威力・効果がなく隆の勝の攻勢を許す形になり、そのまま一気に押し出し。
豊昇龍は大関として相応しくない一番。隆の勝は今場所も活躍を継続できるか期待したくなる存在に感じた(まだ一番だけだが)

先々場所の覇者・大の里
熱海富士相手に大苦戦。立ち合いすぐの左上手で熱海富士が主導権を握る。大の里も不利な体勢から熱海富士を起こしつつ前へ。熱海、左から上手投げで崩しながら寄って出た。土俵際の攻防で大の里のはたき込みが決まった。物言いつくも軍配通り。
上体の柔軟性・すんでの勝負勘で拾った勝ち星か。白星発進で結果オーライ、内容は全くもって褒められたものではない初日の大の里であった。

尊富士は西十両11枚目に番付されて今場所を迎えた。
新十両・スピード出世の大青山相手に、頭からの立ち合い、左からの厳しい攻めで寄り切り。
新十両を封じた、何もさせなかった。
どこまで足の状態が良くなっているのでしょうか。着実に回復してるのだったら、期待大ですね。

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阿炎に続け!錣山の次鋒

 先代親方(寺尾)が亡くなって8ヶ月
現親方(豊真将)が継いでからの錣山部屋はどんな顔ぶれ・有望力士はいるのか。

青狼、彩、王輝などの元関取が近年引退している。

現役部屋頭の阿炎(東関脇)に続くのは誰だ。

西幕下15枚目の峰刃(みねやいば)が、錣山の現在No.2・次鋒になる。

埼玉県草加市出身。
小学3年から相撲を始め、わんぱく相撲出場歴あり。
中学・高校と全国大会で実績を上げている。
東京農業大学に進学するも2年で中退。
錣山部屋を選んだ理由は、相撲を始めた草加相撲練修会の監督が前・師匠の寺尾と同じ高校だったそうです。

2019年3月初土俵。
同期に時疾風・北の若・吉井・大辻と関取として名を馳せている者・幕下ホープ(上位でよく聞く名前)が揃っている。

順調な出世・番付上昇を続けるも、目の病気(2021年・網膜剝離、2022年・眼窩底骨折)で休場する苦労があった。

ここ8場所、4勝と3勝が続いている。
ここ(幕下上位・力士養成員)から突き抜けるには、関取を掴み取るのに必要なもの・装備するものって何なのか。そろそろこの壁を乗り越えてほしいものだ。

幕下優勝を2回取り逃がしている。
1回目は元十両・竜虎
2回目は現役十両・玉正鳳

実弟が翔大夢(しょうたいむ)東序二段28枚目(最新番付)同じ錣山部屋所属
やっぱりちょっと兄と似ている↓↓↓

昨年3月の北の若戦。
十両の土俵に颯爽と登場でしたが、相撲では勝っていたのですが逆転負けを喰らってしまいました。詰めが甘かったですかね。

目の疾患に不安はないのか。
秋場所の活躍を祈念いたします。

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旭富士正也は強いんです!

旭富士正也

第63代横綱
幕内優勝4回
1992年1月場所限り引退

引退から32年余り

余程の相撲ファン・マニアでない限り、この表面上の実績・字面だけでは「印象が薄い」「思い出しにくい」と言った方が多いのではないか。

現・伊勢ヶ濱親方の略歴である。

現役時代の経歴(場所別成績)を見るに、特に大関時代は安定どころか、かなりの実績を残していた。
在位17場所で14勝4回・13勝2回・12勝4回・11勝2回・ひと桁勝利5回、負け越し(かど番経験)なし・休場なしと素晴らしい数字。

横綱時代を回顧すれば、在位9場所と短命だったが
14勝・13勝・12勝各1回に11勝が2回(9場所のうちの最初の5場所でこの成績)
最後は膵炎や脊髄分離症で苦しみ、休場が多くなり引退を決意したそうです。

※現理事長の北勝海に決定戦で2度敗れ優勝を逃している(これはいずれも大関時代)

ここ数年、横綱大関がどうにも不甲斐ない。
今回、元大関がまた一人増えてしまった(陥落2回目だが)
それらの事が関係してか、関脇以下力士の優勝がよく見られる昨今である。

旭富士が現役大関だった35年ぐらい前の上位陣の顔ぶれ・力士として日頃の食事や稽古(トレーニング方法)は決して現在と一括りに出来ないが、それにしてもこの現状は惨めな印象を拭えない。

引退後、育てた関取は優に10人を超える名伯楽。

定年(停年)まであと1年を切った。
年寄・伊勢ヶ濱の行方はどうなるのか?
照ノ富士に譲る言わば「既定路線」でいくのか、再雇用(参与)の道を歩むのか。

旭富士正也としての現役時代と
伊勢ヶ濱正也としての親方業・力士育成の実績を重ね合わせると超一流の「相撲人」である。

ウルフ・千代の富士に勝って3回目の優勝を決めた1990年名古屋場所・千秋楽の一番。