十両の豪華取組 若隆景ー伯桜鵬 2024春場所6日目

 十両の土俵でこんな素晴らしい珠玉の一番が見られた。若隆景に伯桜鵬。
両者、十両に留まるような力士ではない。

若隆景は右膝靱帯を中心とした大ケガで、3場所連続の休場。
伯桜鵬は左肩亜脱臼による2場所連続休場。
2人ともケガからの再起・復活への道のりを歩んでる途中である。

今場所ここまで
若隆景5連勝と突っ走り(内容が伴う・十分な稽古量を感じさせる)
伯桜鵬3勝2敗(一方的に負けたのは欧勝海戦のみ)

実際の取組を振り返る。
若隆景、やや低く頭からいく感じ。左四つで右上手を引いたようだ。
一度頭をつけて伯桜鵬の上体を起こし、苦し紛れになった伯桜鵬との投げの打ち合いになったが、若隆景の左からすくい投げが決まった。

7場所務めた元関脇がプロ経験の差を見せつけたか。
去年11月場所途中からの連勝が続いているそうでさすがですね。

この取組、もっともっと上のステージで、優勝(幕内)がかかる位置づけで見てみたいと思いました。

連勝記録をどこまで伸ばせるか、若隆景↓↓↓

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これを待ってたぜ、王鵬 2024春場所5日目

 王鵬がやってくれた!
大関・豊昇龍の同期生としても知られる。ようやく眠っていた素質・ポテンシャルが少しずつ開花しつつあるのか。

横綱初挑戦で金星を成し遂げた。
元々、突き押しを基本線に戦うがこれに徹し、照ノ富士を中に入らせない・廻しを取らせなかったのが勝因か。

決して本来の調子ではない横綱(照ノ富士)ほとんど後退を繰り返すのみだったが、何よりただ者でない24歳のサラブレッドの快挙が嬉しくてほめたたえたい。

2018年3月初土俵。
豊昇龍との出世争いは2020年辺りからはっきりと差がつくようになった。
朝青龍の甥が気持ちを前面に出すタイプなら、大鵬の孫(貴闘力の息子)は(どちらかというと)おとなしく優しいタイプ。

自己最高位で迎えた今場所はこの先、どんな相撲を見せてくれるのか。
先日の豊昇龍戦だって内容は完全に王鵬のもの(土俵際で負けただけで)

天国で祖父・大鵬が喜んでるだろう

父・貴闘力も

母・(大鵬の娘)美絵子さんも

この快挙を王鵬自身が力士としての転機にすることができるか。
今日は大関・霧島戦。チャンスありと見ている。

ガンバレ、王鵬↓↓↓

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再十両組2人と幕内を盛り上げる2人 2024春場所4日目

 右膝の大ケガから復帰した若隆景は、志摩ノ海との一番。
やはり復調して土俵勘が戻れば問題なし。まぁ(失礼ですが)レベルが違ったか。
5日目は幕内経験豊富な碧山。

北磻磨に待望の初日。
對馬洋に対し低く当たり、密着して圧力をかける。たまらなくなったのか對馬洋が叩きに出たところを一気に押し出し。苦しい3連敗スタートを吹き飛ばしてくれるかのような圧勝劇だった。感動!

大の里、今日も走る!
実力者・翠富士に対しても怖気づくことなく堂々とした相撲。
右肩からかちあげ気味の立ち合い(体格差も違うが)翠富士に何もさせなかったわずか2秒での決着!

尊富士も負け知らず!
大ベテラン・相撲巧者の妙義龍に頭と重心低く当たっていく。堪えきれなくなったか妙義龍引いてしまい勝負あり。尊富士、腰を落とししっかり重圧を与えていた。こちらも無敗を守った。

大鵬の孫・貴闘力の息子、王鵬あと一歩・・・
殊勲の星をあげて光があたるかと思ったのですが、やっぱりあと少しの詰めが甘かったですねぇ。ガムシャラに貪欲にもっといってほしい!!

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大の里、大の里、大の里 3日間を振り返る

 今場所も充実した相撲内容で初日から3連勝と好調を維持。
大の里の3日間を振り返る。

3日目・平戸海戦 

もろ差しを許した感もあるがそんなことお構いなし。
まるで怪物が襲いかかるかのような圧力と迷いなしのスピードで撃退!

2日目・豪ノ山戦

動画が見当たらなかった。
豪ノ山ののど輪で上体を起こされ反り返ったが、ここも寄りながら右差し・左おっつけで豪ノ山を封じた、何もさせなかった。

初日・剣翔戦

195㎏の自己最高位・上り調子が来たってなんのその。
バチーンて感じの立ち合いから深い肩越しから入った右差しで剣翔の上体を起こし、左は極めるようなおっつけで剣翔の自由を奪う。万全の形で寄り切り。

幕内中位でも抜きん出た強さ、今場所こそ上位戦でも旋風を巻き起こしてくれるのではないか。
頼むぜ、大の里!!

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荒れる上位陣に、大の里・若隆景の充実 2024春場所2日目

 注目の新大関・琴ノ若、2日目で早くも土。
元大関・朝乃山を相手に全くいいところがなかった。
立ち合いから朝乃山の前傾姿勢・腰を落としての寄りに琴ノ若何もできず持て余すのみ。
あっさりと土俵を割った。新大関、期待も大きいが(今日の敗戦・取り口による)残念な気持ちも同じように大きい。明日からどう立て直していくか。

初日にまさかの不覚(黒星発進)の横綱・照ノ富士、立て直せるか今日も厄介な敵・宇良。
力で強引にねじ伏せた。まぁ、これも照ノ富士流。逆に言えば(極論に近いが)どんなことをしたって、何があっても勝たねばならぬ「横綱」なんだから。力士人生・生命とも戦っているわけだし。明日は朝乃山、難敵が続く。

熱海富士が霧島(大関)に対して、うまく攻略してみせた。
霧島が巻き替えにきたところから相撲が動いた。熱海富士が小手投げで崩したあと、霧島のアゴの下に頭をつけ、これを嫌がったのか霧島は自らの方に呼び込んでしまう態勢になり、寄り切られてしまった。熱海富士にとっていい一番だった。

大の里、今日も盤石の相撲で豪ノ山を寄り切ってみせた、文句なし。明日も進化を見せることができるか、平戸海戦。

~今日の若隆景~
若隆景十両復帰2日目・玉正鳳戦は、玉正鳳にだいぶかき回された感があったが、過去の実績(経験)と日頃からの豊富な稽古量が垣間見えるような相撲展開で押し出し2連勝スタートとしている。

これからだ↓↓↓

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