忘れちゃならねぇ、正代と尊富士

 正代が6連勝と好調だ。
ケガから再起した東14枚目・若隆景が終始攻勢に仕掛けるも、出し投げで崩されたところの反動を利用しくるっと回り左からの突き落としで決めるという「機敏さ」を見せつけた。

今場所ここまでの正代は相撲内容もいい(4日目から7日目は)
元大関の屈強ながたいで前に出る・圧力かけるをセットになってこられれば、対戦者はひとたまりもない。
優勝争い2位グループの1人。このまま連勝を続ければ割崩しで上位との対戦も・・・。と気の早い望みを託したくもなるが。
そんなこと言ってるとコロッと負けたりする時もある。この辺がなんとも人好きのするところだ。32歳の元大関、今日は王鵬戦が組まれている。

119日ぶりに帰ってきた。
先々場所の覇者・尊富士が春場所14日目に右足首を痛めた影響で夏場所を全休し、今場所も初日から休場。今日(8日目)復帰戦を白星で飾った。
あてがわれた対戦相手は阿武剋(阿武松)
こちらもホープの呼び声高い。

相撲内容・流れ、一方的。
尊富士、左差しからすぐに巻き替え上体を落としながら圧力をかけ寄り切った、完勝!!
右足首の状態はどうなんでしょうか。
自ら出場を直訴し、この日の土俵を迎えたそうだが覚悟は決めてるそう。
また、初めての大銀杏姿での登場。なかなか様になっていた。
9日目の対戦相手は時疾風。
楽しみにしてますが、無理は禁物でお願いします。

炎鵬、魂の場所・その後

炎鵬 友哉
脊髄損傷の大ケガから7場所連続休場から立ち上がり、西序ノ口13枚目から這い上がる。

一番相撲でアマチュア上がりの清水海(境川)に上手出し投げで敗れたが、その後は如何に。

初黒星の翌日(3日目)に登場。隈乃花(武隈)との2番相撲。
寄り切りで破り478日ぶりに勝利。

3日後の6日目に3番相撲。大志翔(追手風)戦
この対戦者、炎鵬よりも10キロ以上も体重が軽い15歳。

そして今日(本日)8日目に4番相撲として、米沢龍(境川)と対戦。
この力士は、高校時代に柔道経験ありという強者。身長は炎鵬より23cm高い190cmときた!イケメン。

決まり手「切り返し」、この足技で決めたのも少しずつ「らしさ」が戻ってきたか。

3勝1敗でここまで来ている。
あと3番、もちろん勝ってほしいけど、戻ってきてくれただけで胸がいっぱいです。

脊髄損傷からの土俵復帰は前例のない挑戦。
どうか無事に7番相撲を取りきれますように。

照ノ富士ー宇良、大の里、正代など 2024名古屋場所7日目

 全勝の横綱・照ノ富士、今日の挑戦者は宇良。
2日連続でうるさい厄介な相手になりましたね。
自分の持ち味・長所を対照ノ富士にどう生かすかを考え、行動に移し動き続けた宇良。
最後、横綱に下手を取られて取組が大方完結するまで、何度も波乱を予感しましたが。

敗戦を潔く認め、肩で大きく息をする宇良。
横綱どうこうより、敗者(宇良)の清々しさが印象に焼き付く一番だった。

大関獲り、2場所連続〇〇を思えばもう落としたくない・負けられない大の里。
今日は2大関(豊昇龍・貴景勝)破るも、その後3連敗の熱海富士。
立ち合いとほぼ同時に取った左下手が最後まで有効に生きた。
熱海富士も頭をつけ両まわしを引くも、大の里、取り乱すことなく確実に圧力を与え4勝目(白星先行)を呼び込んだ。取り戻してきたか自身の相撲勘を。

元大関・正代が前頭10枚目から存在感と好調を発信している。
ベテラン・佐田の海をものともせずに圧勝で(5連勝)
何ていうか、あまり細かいことを言わず、伸び伸びやらせると力を発揮するんですかね。
ここのところ内容も伴ってますね、竜電戦からの4連勝は。

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期待力士の現実 朝乃山編

  今場所は右膝のケガの影響で全休した先場所(東小結)から大きく番付を下げ、東前頭12枚目からの出直し場所だった。
初日・錦木、2日目・北勝富士、3日目・美ノ海と実力者・猛者達から着実に白星を重ね復活をアピール。更なる高み(番付上位達との対戦)優勝争いに絡んでほしいなぐらいに思ってたんですけど・・・。

朝乃山に一層の試練が・・・。
迎えた4日目の一山本に「押し倒し」で敗れた際に左ひざを痛め自力で立ち上がることができず、車いすに乗って支度部屋に下がったというもの。

勝負が決まった瞬間、「あ、これは」というのが素人目にもわかりました。
出場停止明け(再起後)5回目の休場(ケガ)
どこまでついてないのでしょうか。
左ひざの靭帯断裂などで2か月間の治療が必要と診断され、更に土俵復帰まで半年以上かかるのではと言われてるそうです。

自業自得とも取れる出場停止後は会心し、相撲に対する真摯な姿勢が伝わってくるものがあったので本当に残念でなりません。

朝乃山 広暉、30歳と4ヶ月。
相撲の神様はいつまで試練を与えるのか。

いつまでも待ってます↓↓↓

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期待力士の現実 大の里編

 場所前の期待は大きかった(今でも大きいが)
大関獲り・連続優勝(連覇)など。
大の里のいい話・未来予想は明るかった。

序盤が終わり、振り返ってみると出だし2日間の連敗は印象として良くなかった。
相手が研究してくるのは当然のこと、内容が伴っていなかったからだ。
初日・御嶽海戦はここ最近、存在感が薄れ気味の元大関の完勝(大の里を研究した一番だったが)
2日目・若元春戦は一気に電車道コースで決めるのかと思いきや、自ら引いてしまいせっかくの初白星をふいにしてしまった。
3日目・大栄翔戦 タイミングよくはたき込みをズバッと決めて初日出る。
4日目の平戸海は取組前から決めてたのか、立ち合いの強い圧力が呼び水となり引き落としを食ってしまった3敗。
元大関・霧島と対戦した昨日は、大の里の圧勝(本来の相撲か)
てなところ。

重圧が今までの場所よりも大きくなるのは当然のこと。
安易な引きは止めた方がいい、当たり前なことだが(若元春戦はもったいなかった)
少し負けが込めば、先場所の優勝であちこちの接待などで忙しくなりチヤホヤされて稽古・調整が十分でないのではとか(土俵の外に問題があるのでは)などとどうしても言われる。

まだ序盤5日が終わったばかり。
横綱大関戦はこの先に控える。
いろんな山や谷があります。

悪かった部分(若元春戦の引きなど)はしっかり反省して、最後には栄冠を掴み取ろうぜ!