安青錦、辛くも2勝目。 2026初場所2日目

 安青錦が苦戦した・・・らしい。
対戦相手と決まり手を見て、少し想像がついた。
立ち合ったあと、安青錦は突っ張らない。
安青錦の作戦か、義ノ富士がそうさせたのか。
義ノ富士の圧力とはず押しで窮地に立った安青錦が苦し紛れの首投げ!
安青錦の左手が先についたように見えたが、物言いがついて、安青錦のかばい手に対し、義ノ富士の体(たい)が死に体と取られて、危うく安青錦が勝ちを収めている。
この一番から。
同時に義ノ富士の実力が改めて幕内上位レベルであることと、安青錦は多少不利に追い込まれても負けない・持ち堪えられる力士であることを改めて証明した。

大の里、連日の完勝なるか。
王鵬ののど輪に上体が反り返り、引いたが、すぐに正気を取り戻し逆襲の電車道。寄り切って連勝している。僅かに後退した程度で危な気はなかったか。
一日一番の精神に集中の継続を。明日は宇良。

伯乃富士
実力・実績十分の若元春に相撲を取らせなかった。右おっつけからの突き落としで2勝目。  

十両・藤凌駕
今日は終始前に出るいい相撲。先場所好調時のような取り口で湘南乃海に完勝。

・幕下のイケメン米沢龍、白星スタート。

左・藤凌駕、右・米沢龍↓↓↓

角界の顔、両雄が好発進 2026初場所初日

 史上最速大関・安青錦の初日、初陣は厄介な難敵・宇良。
やや慎重な立ち合いのあと積極的に突き放し、機を見て左差し、そのまま寄り倒した。
この昇進劇(フィーバー)に惑わされることなく、しっかりと初日を制した。
立派な船出を果たしている。

脱臼が治りきっていない状態で出場してきた大の里。
一山本を受け止めたあと、圧力と出足で一気に押し出し。こちらも問題なかった。
初日白星スタートが切れてよかった。ここで躓くと歯車が狂うので。

王鵬ー伯乃富士の力強い攻防なんてよかったな。
もろ差しになった王鵬。しかし、廻しに手が届いてなかったようだ。
でもチャンスとばかり勝負を決めにかかった王鵬だが、伯乃富士は外四つながら両回しを引いていた。ひとしきり土俵際でこらえたあと、左からの上手投げが決まった。
ケガで苦労・遠回りをしてきたが、昨年から着実に上昇傾向にある。
(去年)7・9・11月と3場所連続金星獲得。今年は再浮上、飛躍の年になるかもしれない(伯乃富士)

・藤ノ川(伊勢ノ海)主導の速い相撲だったが、土俵際で小手投げを食い惜敗。
・先場所十両優勝の藤凌駕(藤島)は白熊に左差しを許し、形勢逆転され寄り切られた。
・「史上最強の新弟子」旭富士(オチルサイハン)は(玉ノ井部屋のこちらもエリート)天昇山に上手出し投げで勝つのだが、決着までの展開(駆け引き)が関取同士の取組を見ているようだった。これ歴史的な一番になると思うので、動画を貼っておきます。

大の里、脱臼と向き合う初場所

 先場所の大の里は初日から9連勝。
優勝争いは安青錦との2強でいくのかなと思いきや、義ノ富士と隆の勝に連敗。
賜杯の行方が混沌とする中で、14日目に琴櫻にもいいところなく敗れ3敗目を喫した。

千秋楽決戦がどんな形で、誰が優勝を決めるのかとそれはそれで興味を搔き立てられたのだが、何とその大の里が「左肩鎖関節脱臼」の診断書を相撲協会に提出して千秋楽の土俵を休場してしまった。

回復状況が懸念される訳だが、ここ数日の報道を見る限り、あまり前向きな表現や話題が伝わってこない。

2025年の大の里は、大関から横綱に昇進を遂げた年。
幕内優勝3回を数え、年が明けた2026年は更なる高みを目指したいところだが、まだ復調したとまで言えず、見切り発車状態で初場所をどうやら迎えそうである。

(脱臼繫がりで言うなら)
昭和最後の大横綱・千代の富士も何度となく肩の脱臼に悩まされた(横綱時代にも数回あったが)その度に這い上がってきた。

体格や体型、力士としてのタイプは異なるが、この試練は大横綱へ昇華するために神様が与えたものなのか。

そんな千代の富士も25~26歳辺りで小結から横綱へと大躍進を遂げている。
何の根拠もなく、強引なこじつけと言われればそれまでだが。

大の里の今回の負傷は今後の力士人生を大きく左右する出来事なのか。

現時点で初場所の初日・2日目の対戦相手が発表されている。
初日・一山本
2日目・王鵬

用心して、丁寧な相撲を取り、慎重に勝ち星を掴みたい。

 

新年に輝く星、藤凌駕と福崎

 あけましておめでとうございます。
本年も「相撲、日々一考。」ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

昨年をざっと振り返れば、安青錦の驚異的なスピード出世、義ノ富士や(これからの期待を込めて)藤ノ川の台頭、伯乃富士の捲土重来など新世代の急成長が目を引いた。
逆に角界を牽引する既存の横綱大関(大の里・豊昇龍・琴櫻)も肩書き通りに常に活躍し、本場所をもっと盛り上げ、引き締めてもらいたいものだ。

という訳で新年一回目の当ブログ、更なる新鋭をと探したところ(昨年3月に)同期同部屋入門を果たした藤凌駕と福崎を推したい。
簡単なプロフィールをまとめた。

藤凌駕 雅治(ふじりょうが まさはる)

愛知県春日井市の22歳(大卒・拓殖大学卒業)
小学4年から地元の相撲クラブに通い、中学2年時に相撲留学のため、和歌山県に引っ越し・転校をしたという筋金入り。その本気度・努力の結晶は学生4冠というタイトル獲得に繋がっていく。複数の相撲部屋からオファーを受ける中で藤島部屋を選択。
アマチュアでの実績が認められ、幕下最下位(60枚目)のデビュー。
連続勝ち越しで幕下を4場所で通過。

迎えた11月の九州場所では8連勝(無敗のまま)で勝ち越しを決め、13勝2敗で見事に新十両優勝。因みにその8連勝は全て決まり手「押し出し」で勝っている。

強いぶちかましに前に出る圧力と突っ張りの回転で、来たる初場所はどれだけ勝ち星を上げられるか(凌駕の四股名の如く)「他を凌いで、幕内の座を掴み取れるか!」

福崎 真逢輝(ふくざき まある)

鹿児島県奄美市出身の18歳(今週金曜日で19歳、高卒(鹿児島県)樟南高校卒業)
おととし12月の全日本選手権で並み居る強豪を破りベスト8に入り、史上初高校生としての幕下最下位格付け出し資格を獲得というこちらも鳴り物入りでのプロデビュー。
最初の3場所を5・6・5勝と順調な滑り出しだったが、去年9月西幕下6枚目で初の負け越し(2勝)、翌11月場所には6勝1敗と大きく勝ち越し、間もなく始まる初場所に西幕下3枚目で関取入りに挑む。

こちらも押し相撲主体のようだが、何せ土俵歴がまだ浅いので何とも言い切れない。
九州場所の1敗は今場所新十両の一意(かずま・木瀬)に喫したもの。
ベテラン・手練れの千代丸、志摩ノ海をきっちりと鎮めている。

この2人、
藤島部屋、いや角界の風雲児となれるのか!?

九州を盛り上げた新鋭・藤ノ川

今場所の当ブログは安青錦に加え、藤凌駕に藤ノ川のみという少し偏った編成・投稿を何日かさせていただいた。

今日はその中の藤ノ川を取り上げる。

最終成績9勝6敗。
ただ、この数字をそのまま鵜吞みにしてほしくない。
前半戦(5日間)を5連勝のスタートを切ったからだ。

幕内平均体重に約40㎏足らず。
幕内平均身長に約8㎝足らない。

この体を毎日フル稼働させ、懸命に相撲を取る。
(失礼ながら)宇良ほどの奇抜さ・衝撃度には少し不足するかもしれないが、十分に毎日の相撲を堪能させてくれる。

(今場所)中盤は4連敗もあったが、そんなに一方的に負けたものは少なかったように思う。千秋楽の玉鷲戦だって、最後はパワー差で押し出されたが、十二分にかく乱させてみせた。

NHK解説でお馴染みの甲山親方長男・サラブレッドとはよく知られた話。

まだ20歳。
プロ18場所目が終わったばかり。

今まで以上に様々な土俵経験を積み、体格面での後れを逆に優位に活かし、実力・人気を兼ね備えた素晴らしい力士に昇華してほしいものだ。

弟・碇潟は西幕下19枚目で3勝4敗と惜しくも負け越している。