体重73㎏の強者
今場所の炎鵬は東三段目4枚目で6勝1敗と大きく勝ち越し。
来場所9場所ぶりの幕下返り咲きを確実なものにした。
印象的だったのは、昨日の対戦相手・山藤(やまとう・出羽海)
(見た目)まぁ、何とも頼りなく細っこい。大丈夫か?と思うほどに。
体重が73㎏しかないそうで合点がいった。
その山藤の画像↓↓
ところがどっこい、小学校から相撲を始めており、3年連続でわんぱく相撲出場を皮切りに、中学高校と全国大会レベルで実績を出し続けたというから本当にわからないもの。
今場所は自己最高の西三段目15枚目でこの日までに5勝1敗の成績を上げていたという背景があった。
実際の取組は山藤が低く潜ったが(炎鵬)左に左に回り、肩透かしを一閃させた。
悔しさのあまり、天を仰ぐ山藤の姿が目に焼き付いた。
こちらの山藤も幕下昇進が確実視されている。
炎鵬だけでなく、山藤の動向にも注目だ。
序ノ口優勝・大喜翔の苦労話
この大喜翔も、かつては西幕下24枚目まで番付を上げたが、首のケガ(骨折)で寝たきり生活を経験、4場所連続全休するという「地獄をみた男」である。
今場所はその直後の再起場所であったが、見事に7戦全勝で快挙達成。
去年10月ぐらいから時間をかけて調整を続けてきたそうだ。
現在、関取6名を数える角界の一大勢力と言ってもいいこの追手風部屋。
その中ではここまでのケガをして、また這い上がろうとしている力士がいることも忘れてはならない。