新年に輝く星、安青錦と安大翔

 新年あけましておめでとうございます。

本年も「相撲、日々一考。」ブログをどうぞよろしくお願い致します。

さて、新年一回目の当ブログは、再興されてまだ2年余りの元関脇・安美錦率いる安治川部屋の二強(初場所番付より)西十両5枚目の安青錦と東幕下32枚目の安大翔に着目。

まずは安青錦
新十両として登場して登場した先場所(九州場所)は10勝5敗(優勝次点)と素晴らしい成績を残した。
破竹の4連勝スタート、そのあと黒星を重ねるも挫けることなく、終盤にもう一度4連勝してみせた。

何がいいって、相撲に対するひたむきさがすごく伝わってくる感じがある。
鼻にかけたり、天狗と感じられるさまが全くない(20歳の若者である・類まれな好青年とみた)
技術面でも125㎏の体重ながら、がっぷり四つになっても十分に渡り合える力強さ(11月の欧勝海戦)や足技を絡めてきたり、押し相撲でも展開を切り拓いていける技能を合わせ持つ。

(おととし)2023年9月からデビュー(初土俵)後、ここまで48勝9敗という驚異的な戦績。
懸念されるは油断や自信過剰か。
先場所のような精神状態で挑めば(この番付から)一気に新入幕を掴み取れそうな気もするが。
頑張ってくれ!

続いて安大翔
宮城県栗原市出身の19歳。青森県立三本木農業高校に相撲留学。全国大会レベルで実績残す。
安青錦の2場所前、おととし5月に初土俵。(偶然ではあるのだが)のちに入門してきたその安青錦の先陣を切るかのように安青錦が決めた序ノ口・序二段優勝の2場所ずつ前に安大翔の快挙(序ノ口・序二段優勝)の記録がある。
昨年1年間は幕下中位から下位で勝ち越したり負け越したりしていた。この幕下で揉まれた経験を必ずや今後の礎としてもらいたい。(自分勝手なファン目線で言わせてもらうなら)今年(2025年)中に1段上のステージに上がっていく安大翔を見てみたいものだ。

見た目とキャラクターが熱海富士に近いものを感じ、親近感を覚えている。