平戸海よ、スピードを磨け!

 178cm・138㎏の体格で名古屋に乗り込み、新三役(小結)で迎えた平戸海の7月場所。ここ数場所の上昇気流に乗ってどこまで活躍・上位を脅かせるかと思いましたが、立派な活躍・堂々とした相撲で見事、技能賞を活躍。

ということで、
「技能」云々ではなくて、この力士の理想形というかこういう感じの相撲を磨いてほしいと思った取組を集めました。相手との相性や対戦成績などは抜き・度外視です。

3日目・阿炎戦

6日目・霧島戦

7日目・貴景勝戦

阿炎と霧島戦が理想形。
貴景勝戦が根性(ガッツ)・挫けず立ち向かう姿勢に好感。
と言ったところか。

負けたとは言え、初日の横綱戦にも臆することなく挑み、途中まで相撲のペース・主導権を握り続け、波乱を起こしかけた。

平戸海自身のお手本とする力士は「朝青龍関の気合と千代の富士関のスピード」と答えたそうである。
ウルフの如く左前みつを取り一気に寄って出る速攻の動画を繰り返し見ては参考にしているという。

師匠・境川親方(元・両国)も認める稽古の虫。
相撲に対する真摯な姿勢を見習う後輩力士も多いのでは。

今後の活躍に注目です。

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伯桜鵬ここにあり! 千秋楽・獅司戦

 十両優勝を獲得したのは白熊(二所ノ関)
最後まで並走し、千秋楽まで盛り上げ続けたのは獅司(雷)
その千秋楽に獅司に勝ち、久しぶりに存在感を示したのが「令和の怪物」こと伯桜鵬(宮城野)だった。

今場所は東十両13枚目。15時台の登場が多く、私は生で見かけることがほとんどなかった。また世代的にも、大の里・平戸海・豪ノ山・尊富士などが台頭し(あくまで一例だが)ケガの影響による番付降下と共に名前(四股名)すら、印象が弱くなっていた。

その伯桜鵬が「俺を忘れるな」とばかりに、優勝戦線をひた走っていた獅司を自身プロ土俵初の「うっちゃり」で逆転勝利した一番。

闘志をむき出しにして大一番を制した。
去年7月場所後は左肩関節亜脱臼のケガが痛かった。2場所全休し、一時は関取の座を明け渡してしまったが、ここまで這い上がってきた。

諸事情による所属部屋変更など新しい環境への適応も大変だったろう。

伯桜鵬 哲也 名古屋場所最終成績 11勝4敗

この四股名と存在感、有り余る資質を幕内上位でまた見てみたいものだ。

幕下の有望二世力士と兄弟力士

 幕下で二世力士・兄弟力士が目についた。
一部ご紹介。

西幕下筆頭 木竜皇(立浪) 6勝1敗

ご存じ時津海ジュニア。
今場所は自己最高位に番付され、意気込みも今までとは違うものがあったか。
昨日の千秋楽には十両の土俵に登場。ベテラン実力者・碧山を圧倒してみせた。

これで間違いなく新十両入りをものにしてみせた。
また、弟も春雷(しゅんらい)という名の現役力士で、今場所は東幕下40枚目で3勝4敗と惜しくも負け越している。
立浪部屋、豊昇龍と明生に続く関取誕生は確実。趣味は銭湯。

西幕下5枚目 若碇(伊勢ノ海) 4勝3敗

こちらは元幕内・大碇ジュニア。
埼玉栄から入門。ここまでのプロ経歴わずか1年半。
体格には恵まれてないが176cm・112㎏、そこに有り余る闘志を乗せて昨日は新十両・生田目を押し出しに破り勝ち越した。

来場所は少し番付を上げて、新十両を手繰り寄せることができるか。19歳

幕下最下位格付出 石崎(高砂) 6勝1敗

朝紅龍の弟もプロへ。
アマチュアの経歴を引っさげて、プロデビュー場所だった。
6日目に日体大相撲部同期だった旭海雄にはたき込みで敗れた以外は白星を積み重ねて上々のスタートを切った。

以前に木竜皇と若碇を当ブログで掲載させていただいております。

最後の会場での優勝決定劇 2024名古屋千秋楽

 最後はきっちり横綱が締めてくれた(10回目の優勝)
しかし、最終形にたどり着くまで二転三転と移り変わりがあった。
愛知県体育館最後(60回目)の開催に相応しい劇的な幕切れを振り返ります。

本割り・隆の勝ー大の里

昨日、照ノ富士を破る金星を上げた隆の勝は本割りで大の里と対戦。
大の里も勝ち星を2ケタに乗せていい形で来場所の大関獲りにつなげたい。
今場所の主武器としているのど輪からの攻めが効果的。右差しから走るかのように出て行く。大の里に何もさせなかった。

本割り・照ノ富士ー琴櫻

照ノ富士の本割り、対戦相手は琴櫻。
11日目から3連敗と失速、最後に意地と大関としての存在をアピールしたいところ。
立ち合いスパッといい具合にもろ差しの琴櫻に横綱が当然極めにかかるも、左に動きながらうまく極めから逃れ、右を差そうとした照ノ富士を左に回り込み上手出し投げに仕留めた。
照ノ富士、3敗に後退で決定戦が決まった一番。

優勝決定戦・照ノ富士ー隆の勝

3敗同士でもつれ込んだ大一番。
隆の勝、昨日の両者の本割り同様のど輪からの攻めでもろ差しになり、果敢に寄るも照ノ富士に巻き替えを許し、体勢を起こされたところで腰が伸びきってしまい万事休す。寄り切りで照ノ富士。優勝はやはり横綱の手に。

私自身、隆の勝に奇跡を起こしてほしいと思う派だったがそれは実らず。というか甘くなかった。
挑戦者・隆の勝は出し切ったと思う。そして潔く散った。来場所以降にこの経験と自信を生かしてほしい。

そして、横綱・照ノ富士。長きにわたる膝と腰に致命的な爆弾・糖尿病なども抱え、状態を悲観視する声もあった中、最後に見事な「優勝」という結果を出し、角界の看板・第一人者であることを証明してみせた。

やっぱり強かった↓↓↓

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隆の勝を検証、1横綱・2元大関戦

 隆の勝が大健闘。
優勝争いを揺るがしている。今日はトップを走る横綱に敗戦を味あわせた。

今日14日目・照ノ富士戦

立ち合い、照ノ富士は右の肩辺りからだが「かち上げもどき的」な動きを見せて結果的に隙を作ることになり、そこにつけ込まれ勝負はあっ気なかった。作戦ミスというか完全なる(横綱の)完敗。対して隆の勝、7連勝と波に乗り11勝目。気づけば照ノ富士を1差で追う展開となった。

13日目・霧島戦

この一番に関しては(失礼だが)戦前、霧島に焦点が集まっていた(既に5敗を喫し、大関復帰に向け負けられない一番だったが)右からの張り差しを受けたが、意に介さず左に回り込み(霧島の)上体を崩したところを押し出した。

11日目・正代戦

立ち合いに右のど輪で正代を起こし、頭をつけて左差しから迷わず一気に決めた会心の相撲。
今場所の正代(元大関)も悪くないんです、内容が。

ともかく今日の一番は左おっつけにのど輪が連動してうまく嚙み合った殊勲の星でした。
今場所の活躍は場所前に発表したプライベートの変化も好材料としてうまく作用してるのかもしれませんね。

伏兵・ノーマークだった(失敬)前頭6枚目が最後に奇跡を起こすかもしれない(他力に関わる部分もあるが)

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