19歳が109年ぶりの偉業に向かう 名古屋場所13日目

 昨日(12日目)3関脇が揃って黒星を喫し(優勝争いから)1歩後退。
今日(13日目)には、昨日終了時点でトップに立った平幕2人が明暗を分けた。

錦木ー伯桜鵬

立ち合い伯桜鵬は右のど輪に、頭をしっかり錦木の顔の下につけ、得意の左四つも腰の重い錦木を相手に胸を合わせる形で行き詰ったが、そこから自ら引きつける形で動き、左足で内掛けを決めた。

振り返ってみると、失礼だが錦木は伯桜鵬の手のひらで転がされていたのかなとも思えなくもない。切り替えの早さ(それに伴う)柔軟性・技の選択肢が伯桜鵬に多くあったように思えた。ひょっとして、この19歳は明日明後日で偉業を成し遂げるかもしれない。錦木はここにきて痛い2連敗。

豊昇龍ー霧島

右上手を狙う意図で、若干右にずれた立ち合い豊昇龍が易々と右上手を取る。出し投げで崩し頭をつけ、霧島はやりにくい。苦し紛れに大関が(豊昇龍の)首に手を添えながら下手にふるところを豊昇龍が寄り切った。

豊昇龍は頭脳的に霧島へ勝利する目標に対し、最短のやり方でそれをやり遂げたのではないか。38秒で目的に到達した。明日は若元春と。最後の星の潰し合いだ。

若元春ー大栄翔

必死の大栄翔、のど輪を主に若元春を土俵際へと追い詰める。攻め急ぎすぎたか。大栄翔の体が伸びきってしまいしまい、若元春のはたき込みで勝負が決してしまった。

大栄翔の必死さが画面越しに痛いほど伝わってくるのだが、勝負は別物。3連敗を喫し5敗目。大関獲りに関しては完全に可能性が潰えた。若元春、明日豊昇龍に一泡吹かせるか、意地を見せられるか。

優勝争いの整理。
2敗 北勝富士(ただ一人)
3敗 豊昇龍・錦木・伯桜鵬

優勝争い・大関獲り、山の頂が見えてこない。

北勝富士とともに↓↓↓


 

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