古参対決の極み、天一と聡ノ富士

 令和5年春場所4日目、序二段で趣深い取組があった。

天一‐聡ノ富士。

二人に共通するキーワードは、実年齢45歳。

45歳同士の対決が実現したのである。

天一 俊哉(てんいち としや)
中学卒業後の1993年3月場所初土俵。
元・初っ切り経験者、5年程度。
最高位・西幕下10枚目

聡ノ富士 久志(さとのふじ ひさし)
高校卒業後の1996年1月場所初土俵。
現役・弓取り式担当(2期目)
最高位・東幕下55枚目

この一番を迎えるまで、序ノ口6番・序二段20番終わったあとの取組。

時刻は午前10時前後か。

相撲は、天一が一方的に押し出して勝ったそうである。

聡ノ富士は弓取り担当として、NHKの地上波によく映し出され、見覚えのある視聴者は少なくないはずだ。

一方の天一も30年に及ぶ力士生活、初っ切り歴5年を数え、巡業や花相撲・引退相撲などで天一を見掛けたファンはかなり多いはずだ。

優勝がかかってるわけでも、記録がかかっているわけでもない。
この序二段の一取組は、国技・誇り高き相撲史に何事もなく刻まれたのだった。

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