三矢の訓(みつやのおしえ)に由来したちゃんこ

戦国武将・中国地方の戦国大名、毛利元就の3人の息子達と縁のある広島県内3市町が、それぞれの食材・特産品を持ち寄りちゃんこ鍋を開発する計画があるという。

安芸高田市は長男隆元、北広島町は次男吉川元春、三原市は三男小早川隆景とゆかりが深い。
この3市町は協力して町おこしに取り組み、今、人気の荒汐部屋・3兄弟力士(若隆元若元春若隆景)に着目。
このプランを起案に至ったそうだ。

元就は、3兄弟の結束の大切さを束ねた3本の矢にいたとえた「三矢の訓」を遺したことで知られ、この逸話にちなみ、「三矢の訓ちゃんこ鍋(略称みっちゃん鍋)」をプロデュース。

そこで、県内収穫量1位の安芸高田市のネギ、2位北広島町のトマト、3位の三原やっさタコという名のブランドにもなっている、三原のタコの3つを「三矢」に見立てて、唐辛子みそでピリ辛風に作った。

三原市長・安芸高田市長・北広島町長の3氏がこのみっちゃん鍋を試食。
「食感がいい」
「健康にいいとPRできる」
と太鼓判👍さらに改良を加えて、荒汐部屋に差し入れする。

今後は、イベントでの試験販売、3市町の道の駅での販売も検討するそうです。

         
2022年10月15日付毎日新聞から引用

これは面白い企画ですね。
大波3兄弟の四股名の由来が一致していて、その土地土地の食材・特産品を用いておいしいちゃんこ鍋に仕立てようと・・。

世間から認知され、知名度が増すといいです!

是非、食べたい!🍲

突き押し一筋・栃丸。無念の幕下陥落へ

立ち合いからの突っ張り、その激しさは往年の麒麟児や富士櫻を彷彿とさせる。

春日野部屋の栃丸が、苦節10年で勝ち取った関取の座をわずか3場所の在位で明け渡すことになってしまった。

わんぱく横綱のタイトルを2度獲得。
東京都立新田高校相撲部でさらにそのキャリアを磨き、2011年5月技量審査場所で初土俵。同期には、新田高校4年先輩の千代大龍、後の横綱照ノ富士、明生、常幸龍、白鷹山、力真とそうそうたる顔ぶれ。

プロキャリアは最初、幕下までは2年足らずで昇進を決めたが、その後スランプなどがあり、三段目との往復を数回経験した。

「押すだけなんで、それを貫きたい」
という本人の言葉通り、突き押し一筋。

2勝13敗で終わった秋場所を振り返る。

まず15日間を通して、立ち合い・相手に前廻しを取られて、一気に勝負を決められたという場面はなかった。

回転の速い突っ張りで主導権を握り、さらに突っ張り、勝負を決めにかかるが、決めきれない相撲が多いのは、大概、上体が高い(腰高)で、回転は速いが=突っ張りがいまいち軽いのか(失礼ながらそのように見受けられた)

足が揃ってしまい、逆転の引き・叩きを食ってしまうこともあった(大翔鵬、千代丸戦)

定番相撲土産です↓↓↓

元小結・常幸龍が引退。

 私はこの力士が好きだった。
インタビューから伝わってくる誠実な人柄が。

元小結・常幸龍が今場所限りでの引退を発表した。

2011年5月(技量審査場所)初土俵、歴代単独1位の序ノ口デビューから27連勝の記録を樹立。その後も新十両・新入幕ともに、歴代1位のスピード出世で、最高位は小結。

ここからケガによる苦労と試練の連続となる。左手親指骨折、足首手術、右膝手術からの三段目陥落、右腕上腕二頭筋断裂、(ヒザの)前十字靭帯断裂→半月板割れてる状態など、枚挙にいとまがなかった。

そんな中、家族や後援者の支えを胸に十両復帰を2回果たすも、幕内返り咲き・上位進出はならなかった。

鳴り物入りで角界入り、その後の連勝記録やスピード出世からすると、ケガに悩まされ、潜在能力が十分に開花したとは言い難い土俵人生だったか。

今後はアマチュア相撲の指導者としての活動を計画しているそうだ。
Twitterも開設したもよう。

十両・幕下・序ノ口優勝各1回
三段目優勝2回を記録。
日馬富士から金星1個を獲得している。

常幸龍関、お疲れ様でした

常幸龍!!↓↓↓

東京都立新田高校相撲部とは OBに千代大龍と栃丸

秋場所、2勝13敗で大きく負け越し、初土俵から10年かけて上がった十両の座を3場所で明け渡すことになった栃丸について書こうと思い、検索したところ、東京都立新田(しんでん)高校相撲部出身と判明。

都立高校の相撲部?

と思い、調べてみたら都立唯一の相撲部のある高校らしい。

13大会連続で高校総体に出場している強豪校(2021年7月29日)東京新聞より。

(その高校総体の)団体戦や個人戦にも出場予定の部員や、女子相撲で中学時に全国大会で概して優勝を勝ち取り、18年世界相撲選手権で女子中量級3位に入った女性部員なども存在する。

2001年、部員一人からスタートした相撲部は、設立から21年を数える。

現在の顧問は、松永昭久教諭。

日体大相撲部OBで、全国選抜大会で準優勝した実績を持つ。
この大会では、のちの大喜鵬、千代大龍、常幸龍などプロで関取まで上り詰めた錚々たる顔ぶれが出場した中での準優勝だった。

著名な出身者として、

タレント・伊集院光
北海道日本ハムファイターズ・秋吉 亮
サッカー選手・玉城峻吾、栗原イブラヒムジュニア など

千代大龍、栃丸に続く関取輩出なるか。

一日2時間程度という限られた練習時間の中で、部員達は来る日も汗を流し、砂にまみれる。

引退された千代大龍さんのグッズです↓↓↓

玉鷲、幕内優勝を引き寄せた日頃の鍛錬とは

 玉鷲の優勝に終わった秋場所。

年齢を感じさせない、スピードあふれる取り口は、益々、今後の活躍を予感させた。

そんな玉鷲、所属する片男波部屋に所属する力士が現在4名しかおらず、故にアイデアあふれる稽古を積み重ねている。

(代表的なものが)玉鷲に対し、2人の力士が相撲を取り、番数をこなしている。
正面から2人・正面と右側1人ずつ・正面と後方1人ずつの3パターン。

片男波親方はこの稽古の目的を「どんな体勢からでも、反撃できるように」と話す。

動画を貼る。この中に上述のようなものは入ってないようだが。 長編になります。

この言葉と、九月場所の15日間を振り返ると、何よりスピードが磨かれ、土俵際に後退しても、動じない(心なしか)少しの余裕すら感じた(10日目・御嶽海戦)

勝った瞬間の気持ち 「やったぞ」
優勝を意識したのは 「三日前」
家族へはどんな思いか「早く会いたい」

「家族のために戦う」

この言葉を胸に、鉄人・玉鷲は、来場所以降も若手の壁になって立ちはだかり続ける。


ヨッ、玉鷲!!↓↓↓